Mémé Bartelsはアムステルダム在住アーティスト。アートブックをエキシビジョンと考え、写真を用い、シークエンスのある作品をアートブック上に展開する。本作では、自身の洋服466アイテムを実際に記録し、リサーチ、分析した。春夏、秋冬と分類され、コート、セーター、ボトムス、ワンピースといった日常的な衣類から下着、靴下とストッキングまで全てカテゴライズし、記録した。また、記録写真だけでなく、素材や原産国などを綿密に分析し、7ページにわたり、19項目のレポートを本書に収録。例えば、466アイテムのうち、秋冬物は146アイテム、春夏用は176アイテム、残りは下着類、下着のいくつかは中国製であり、山東省は下着の都市と判明したそうだ。80年代のコムデギャルソンの被服は、カテゴライズできないという項目や、どのように見えるかでなく、着たときのフィーリングを重視する川久保玲の哲学を述べ、80年代のコムデギャルソンのアイテムを着た12人の中年婦人に80年代気分を思い返してもらうというユーモアのある項目も。限定50部。インクジェットプリントで印刷され、手製によるa handmade exhibition in a book"。
